Claude Codeの会話が長くなりすぎたときは
長いClaude Codeの会話は何度も要約され、細かい部分が薄れていきます。要約(compact)がしていること、最初からやり直すと失うもの、そして読めるメモと一緒に新しい会話へ移る方法を紹介します。
Claude Codeで1つの作業を何日も続けると、会話が長くなります。何かが壊れるわけではありません。ただ、昨日決めたことをClaudeがもう一度聞いてきたり、すでにやめた方法をまた持ち出したりするようになります。
Claude Codeが自分でしてくれること
会話が収まらなくなると、Claude Codeは前の部分を要約して続けます。これが要約(compact)です。自動で行われ、/compactで自分から実行することもできます。
うまく動きますし、たいていは気づきません。ただ、要約は重なるほど「要約の要約」になります。自分が決めたことのうち、何が残って何が抜けたのかは、使う側からは見えにくいものです。
もう1つの方法は/clearです。空の新しい会話になります。何も引き継がれないので薄れるものもありませんが、最初から説明し直すことになります。
その間の道: 引き継ぎメモ
手作業でよく行われる方法があります。Claudeに今の状況をまとめてもらい、新しい会話を開いて貼り付けるやり方です。考え方としては正しいのですが、数分かかりますし、メモの質はその日の頼み方しだいです。
Alien Deskのワープは、これをタブの…メニューから1回で行います。
- 会話から引き継ぎメモを書きます。済んだこと、あなたが決めたこと、まだ残っていること。
- 同じタブ、同じフォルダで、きれいな画面の新しい会話を開きます。
- 新しいClaudeがメモを読み、引き継いだ内容を数行で先に伝えてから、あなたを待ちます。
30秒から1分ほどかかります。
メモに入るもの
メモには、いつも同じ10項目が同じ順番で入ります。
- 会話の最後の活動時刻
- これは何か: プロジェクトと目的
- 名前と数字: フォルダ、ブランチ、コミット、バージョン、IDをそのまま
- 現在の状態。項目ごとに「完了」か「未完了」
- あなたが決めたことと、その理由
- あなたの返事や操作を待っていること
- してはいけないこと
- 試してうまくいかなかったこと
- 次のステップ(順番どおり)
- まだ確認できていないこと
特に大切なルールは2つです。あなたが自分の言葉で言ったことだけを「決めたこと」とします。あなたが出しただけの案や、Claudeがすすめたことは「未決定」として書きます。そして、名前と数字は書き換えず、会話に出てきたとおりに写します。
メモは、あなたが使っていた言語で書かれます。
新しいClaudeが先に話して待つ理由
メモは、書かれた瞬間から古くなることがあります。そのため、新しい会話の最初の依頼では、メモを読み、実際のファイルと照らし合わせ、引き継いだ状態と次にするつもりのことを伝え、合わない点を指摘したうえで、止まるように頼みます。
テストでいちばん役に立ったのがこの部分でした。ある会話では、メモに「次はビルドをアップロードする」と書かれていましたが、新しいClaudeはプロジェクトの記録を読んで、すでに提出済みであることを見つけ、その作業はしないと伝えました。「進めて」とだけ答えた場合は、承認のいらない最初のステップまでしか行いません。
残るものと変わるもの
- 前の会話は削除されません。
claude --resumeでもう一度開けます。 - Alien Deskのタブ名、メモ、ピン留めは新しい会話に引き継がれます。
- ターミナルの画面はきれいな状態から始まります。
- メモは
~/.claude/alien-desk/warp/にファイルとして残り、開いて読めます。読めるのはあなたのアカウントだけで、30日を過ぎたメモは削除されます。 - テレパシーのつながりも新しい会話に引き継がれます。
Alien Deskがすすめるとき
ワープが勝手に実行されることはありません。会話が3回要約されると、そのタブのエイリアンが一度だけ尋ねます。断れば、その会話ではもう尋ねません。私たち自身の会話88件のうち、そこに達していたのは1件でした。
メニューからはいつでも実行できます。たとえば、1つの作業を終えて次の作業を始める前です。
どう試したか
- 実際の長い会話5件からメモを書かせ、メモだけを渡した新しいClaudeに、その作業について質問しました。次にすること、決めたこと、してはいけないこと、正確な名前や数字、そして会話に出てこなかったことを尋ねる引っかけ問題です。毎回採点した3件の会話で、公開版は36点中34点でした。そのまま信じると事故になる答えはなく、引っかけ問題に作り話で答えることもありませんでした。
- 次に、新しいClaudeに5件を実際に引き継がせました(実際のプロジェクトは読み取りのみ)。5件とも最初の返事のあとで止まって待ちました。リリース、削除、支払いをしようとした例も、やめた方法に戻った例もありませんでした。別のClaudeの判定は「そのまま続けてよい」が3件、「1つか2つ補えばよい」が2件でした。
- 会話全体を知っているClaudeにメモを書かせる方法も試しました。2〜3倍の時間がかかり、読む量は約15倍でしたが、点数は上がりませんでした。そのため、メモは会話の終わりの部分といちばん新しい要約から書いています。
制限
- メモから抜けることがあります。決定の理由や、会話の途中に出た脇道の話がいちばん抜けやすい部分です。その場合も、前の会話はそのまま残っています。
- 今のところターミナルアプリのタブでのみ使えます。iTerm2とGhosttyにはまだ対応していません。
- タブが休んでいる必要があります。Claudeが作業中のときはワープできません。
- メモを書くために、あなたのClaudeの使用量を少し使います。
- テストに使った会話は私たち自身のもので、私たちのプロジェクトには引き継ぎ文書があります。書き残した記録がないプロジェクトでどの程度うまくいくかは、まだわかりません。
よくある質問
**ただの/compactではありませんか?** 根は同じで、どちらも要約です。要約(compact)は同じ会話にとどまり、要約の中身は見えません。ワープは、あなたが選んだタイミングで、開いて読めるメモと一緒に新しい会話を始め、新しいClaudeは何かをする前にメモをあなたのファイルと照らし合わせます。
ほかのことはすべて忘れますか? メモ、プロジェクトのファイル、そしてCLAUDE.mdなどのあなたの指示ファイルから始めます。前の会話は見ません。
元に戻れますか? はい。前の会話はそのまま残っています。
- ワープはAlien Desk Proの機能です。14日間無料で試せます。